基礎医学ブース
幹細胞とがん細胞 -再生医療・がん研究の最先端を知る—
ES細胞とiPS細胞。これらの細胞は幹細胞と総称されており、「万能細胞」としてしばしばニュースなどでも取り上げられるため、きっと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、何の略なのか、どうやって作られてどのように臨床に役立っているかを知っている方は、あまり多くないかもしれません。
医学展基礎ブースでは、これら幹細胞について学生たちが自主的に学習しさらに協力研究室で実験をして得た結果を来場者の方にご紹介いたします。
後日、幹細胞のニュースをご覧になる際に、ご家族やご友人にちょっと自慢できるくらいになっていただくことを最大の目標としています。
また、長年日本の死亡率第一位を占めているがんについても扱います。ここでは、がんの根治が難しい大きな理由の一つとして昨今掲げられた学説「がん幹細胞説」についてご紹介いたします。
臨床とは一味違う研究の世界を、ぜひご覧ください。最先端の医学研究の一部を、学生と一緒に体験していただけるかと思います。
【企画】
・ES細胞から臓器を作る?
心筋細胞の拍動を見よう・神経細胞を見てみよう
実際に臓器を作ることはできませんが、ES細胞を用いて作成した心臓の筋肉細胞(心筋)と神経細胞を最新の顕微鏡を用いてご覧いただく予定です。心筋は拍動しており、神経は長い突起をもった形をしています。
・医学生でもiPS細胞を作れる!?
マウスの細胞を用いてiPS細胞を作成する予定です。iPS細胞になると緑色に光る細胞を用いており、それをご確認いただきます。
・ネズミの脳内を見てみよう-マウスの脳の透明化-
・ポスター展示によるES細胞、iPS細胞、がん幹細胞の基本知識紹介
・体験コーナー:基礎医学ってなんですか?-医師は臨床だけじゃない-
・医学生の研究発表!
・お菓子を当てろ!お子さん用ゲームコーナー
※上記の企画は実験の都合などにより変更する可能性があります。また、展示に関しても実物ではなく写真や動画での紹介になることがあります。